これまで神戸大学篠山フィールドステーションでは,福住地区の古民家改修プロジェクトや特産品を使った商品開発など,
衣食住の「食」や「住」を通じて地域課題の解決に取り組んできました.
2016年から「衣」をテーマにコーディネーターらが新しいプロジェクトを立ち上げようとしています.
その名も「織農(しょくのう)プロジェクト」!
「衣」は厳しい気候条件から身体を護る機能的な要素だけでなくその地域や民族を表象するための手段として,
あるいは,その地域の社会と深く結びついているなど,まさにヒトや地域が育んできた文化と直結しています.
また,木綿や麻,羊毛,絹といった「衣」に用いられる素材の多くは農と深い関係があります.
そんなヒトの暮らしには欠かせない「衣」,すなわち織のある暮らし方を探ろうと棉の自然栽培や
間伐材を使った織具の制作,獣害の原因となっている青柿を使った染織体験など,山と畑をつなげる仕組みつくりに挑戦しています.
織農プロジェクトでは,農村イノベーションラボのコミュニティイベントでもwatanowaプロジェクトとして,
棉を使った糸紡ぎや機織り体験を企画しています.
http://sasayamalab.jp/page.php?id=40