日時:7月30日(日)13:30〜15:00
場所:神戸大学・篠山市農村イノベーションラボ(JR篠山口駅直結)
参加費:無料
古民家空き家は日本ではまだまだ資産価値が低く、活用や次世代継承に課題が多くあります。以前から各地では市民活動として住民や専門家有志による歴史的建造物の保全・活用が行われて来ましたが、平成28年度、内閣官房は「歴史的資源を活用した観光まちづくり連携推進室」を設置。歴史的資源を活用した観光まちづくりの取組として、2020年までに全国200地域での取組を目指し、それを支援・地域と伴奏する専門家チームを結成しました。今後は市民活動と合わせて、ますますその動きが活発になることが期待されます。
右肩上がりの経済第一主義だった時代から、人口減少を起因として豊かさの意識変化が起こりつつあります。コインが裏返って、負の遺産と思われてきた多くの古民家が、魅力ある遺産へと再発見される機運が高まってきています。
本企画では丹波地域を中心に古民家再生事業に精力的に取り組んで来られた建築家・才本謙二さんをお迎えし、古民家の課題と魅力についてお話を伺い、実際の再生事例を分かりやすくお話いただきます。古民家、空き家活用、町並み保存などのキーワードに
興味のある方ならどなたでも参加できます。みなさまのご参加をお待ちしています。
講師:才本謙二(さいもと けんじ)
1956年京都府亀岡市生まれ 兵庫県篠山市育ち。篠山鳳鳴高校卒 関西大学工学部建築学科卒。有限会社才本建築事務所 代表取締役。関西大学建築学科非常勤講師(2003~2006・2010〜2011)。兵庫ヘリテージマネージャー。篠山市まちなみアドバイザー。内閣官房「歴史的資源を活用した観光まちづくり連携推進室」専門家アドバイザー。たんば丹波ささやま篠山(兵庫県)を中心に三つのテーマをもって活動している。①「本物」のまちを残す、②自分のまちは、自分で守る、③住民が元気なまちづくり。古民家再生と地域材(木・土・産品)利用が決め手。人・風土・文化を大切にしたいと考えている。
キーワード:
・建築家
・兵庫県ヘリテージマネージャー
・町並み保存・伝建地区
・古民家再生とエリアマネジメント
・歴史的建造物の保全と活用
・次世代育成「若匠」と古民家再生ボランティア
・支援組織「NPO法人町なみ屋なみ研究所」、「一般社団法人ノオト」
・国家戦略特区「歴史的建築物等に関する旅館業法の特例」の取組「NIPPONIA」