第3回目となる本日の講義は,実践の現場をみで見て,肌で感じて学ぶ現地ツアーです。講師の中原大輔さんがまちづくりに携わる兵庫県豊岡市へ,受講生みんなで向かいます。篠山口駅から2台の車に乗り合わせ,現地に向かいます。豊岡市は,県北の中心都市で,篠山からは約1時間半です。
まずは,豊岡市役所の向かいにある「オーベルジュ豊岡1925」を中原さんにご案内いただきました。1925年に建てられたこのレトロ建築の建物は,長く銀行や市役所として使われた後,現在はオーベルジュとしてリノベーションされ,街に新しい価値を提供しています。その運営方法についてお伺いしました。
その後,中原さんも企画者の一人として運営に携わっている「新川ナイトマーケット」で受講生は設営のお手伝いをさせていただきました。まさに地域ビジネスの現場を体感します。什器を運んだり,ノボリを立てたりしました。席をどう配置したら,人がぶつからず,風も流れて,快適に過ごしてもらえるか?小さなことですが,すべてに学びがあります。
設営後は,みんなで街歩きをしました。閉館された街の映画館を有志が復活させた豊岡劇場(愛称:豊劇)やカバンストリートは,豊岡ならではの個性を体現していました。中でも,カバンは町の誇りとして,ブランド構築や後継者の育成に取り組んでいるとのことでした。
最後は,設営をのお手伝いをしたナイトマーケットを楽しみ,現地ツアーを終えました。豊岡までの道中では,普段の授業では話さない個人のプライベートな話を共有できるなど,貴重な時間となりました。この経験を残りの講義での学びに活かしていきたいと思います!
コーディネーター ポン真鍋
素敵な「豊岡1925」
みんなで「新川ナイトマーケット」の設営のお手伝い
「カバンストリート」を散策