■獣害対策セミナー
2012年3月18日(日),篠山市四季の森生涯学習センターにて,獣害対策セミナーが開催されました.そこで,篠山市内のサル対策事例の紹介をおこなってきました.
参加者はスタッフ含めて約180名.そのうち篠山市民の方は120名ほどの参加があったようです.
受付には,獣害対策グッズが展示されていたり,シカ肉の無料試食などがあったりして、会場は多くの方でにぎわっていました.
兵庫県の森林動物研究センターや丹波県民局,神戸大学篠山フィールドステーション,そして市民団体である大山捕獲隊と,多様な主体が協働で丹波地域の獣害対策に取り組んでいることがわかりました.
フロアからの質問は時間の関係で少ししかありませんでしたが,「なぜサルは一斉捕獲しないのか」という質問がありました.サルは捕獲しても,集落がサルにとっての餌場として魅力的である限り,サルの害はなくなりません.サルが絶滅することによる生態系への影響はまだ明らかではありませんから,サルなどの野生動物との共存ができる環境づくりを目指したいものです.
獣害を引き起こす動物の生態や,篠山市の取り組んでいる獣害対策に関するポスターが会場内で展示されていましたが,それは引き続き篠山フィールドステーションに展示しています.
フィールドステーションにお立ち寄りの際にご覧ください.
布施の講演資料は下記からダウンロードできますので,ご自由にダウンロードしてください(1.6MBほどあります).
■サル害に有効な電気柵「おじろ用心棒」の設置案内
2012年3月23日に,大芋公民館にて現在もっとも効果が高いといわれている「おじろ用心棒」の設置説明会が開催されます.追い払い等ではなく,電気柵による被害防除をお考えの方はこちらにご参加ください.
この件の詳細は農都創造課(079-552-6580)まで.
布施未恵子
獣害対策セミナー発表資料