【スクール】篠山イノベーターズスクール3期生 修了式を開催しました

2018年9月29日(土)、篠山イノベーターズスクール 3期生(2017年10月入学生)の修了式を開催しました。
篠山イノベーターズスクールは、2016年10月に第1期を開校し、これまで4期生を含め、88名のうち15名の起業・継業家を育んできました。

総勢16組の3期生は、スクール史上もっとも少数精鋭のスタートでしたが、中には、着実に開業を果たされた方、夢の実現に向けて進んでおられる方がおられます。

3期のCBLは、市内でfutaba cafeを経営し農業・狩猟などを営む西田博一氏を講師とした「フタバ型農業で就農プロジェクト」、
大阪府枚方市内でメディア「枚方つーしん」の運営をはじめ、コワーキングスペース運営、イベント企画等を行う会社を経営する株式会社morondo代表 原田一博氏を講師とした「ローカルメディアをなりわいにするプロジェクト」の2つ。

修了式には、16組中9組(10名)が出席し、一人ずつ、これまでの実践や、今後の展望等についてのプレゼンテーションを行いました。

「農業の6次化による、若者のひきこもり支援事業に取り組みたい。篠山市内に農業の拠点と、加工品の製造拠点は準備した。現在は、商品の試作・生産を始めている。今後は、関係機関との連携を広げ、若者の住めるシェアハウスの確保や、事業化をすすめていきたい。」
「小さな農業を実践したい。これまで、複数の農家を訪れ学んだり、野菜の栽培にも取り組んだ。失敗も経験したので、今後は現実的な作付け計画を立てて実行に移したい。」
「廃校となった地元篠山の小学校で、カフェをオープンする。地産地消をテーマに、地元農産品を使ったランチ、米粉の焼き菓子・パンなどを提供したい」
「農業、農産加工、里山整備、バイオマス発電、養蜂に関する事業で株式会社(三田市内)を立ち上げた。篠山の農産物を扱いたい。」
「地域に美容と健康をもたらす事業を展開しており、10月から、独自の講座や、オリジナルの商品を販売予定である。」
「篠山市内の廃校を活用したイベントを、地域との協働で実施した。初めての取り組みだったが、なんとか黒字化できた。」
「地域の日常に溶け込むきっかけをつくるような事業をしたいと考えており、その一つとして、篠山市内の廃校で、イベントを開催予定である。」
「ローカルメディアの運営、コワーキングスペースの運営をスタートした。(広島県内)」
・・・などの発表がありました。

発表時間は各3分という短い時間でしたが、発表後には質疑応答なども積極的に行われ、それぞれの活動を互いに知り、意見を交わすよい機会となりました。

発表者の中で、優秀者に輝いたのは、「農業の6次化による、『若者ひきこもり』支援あおむしプロジェクト」の発表をされた、山本季代子さん。
スクール事務局より、優秀者賞として、セミナー1講座無料券が授与されました。

日本政策金融公庫 尼崎支店 支店長の谷口大様からは、それぞれの方に向けての応援と改善のメッセージを、
神戸大学農学研究科 中塚雅也准教授からは、今後もラボをご活用いただき、ぜひ、スケールアウトしてほしい、とのメッセージを頂戴しました。

最後に、イノベーションラボ のディレクターでもある中塚准教授より、修了証を授与いたしました。

修了式の終了後は、3期生で、10月にカフェのオープンを控えられている、焼き菓子工房KURURI 原田久美子さん(篠山市西野々)によるパンランチをいただきながらの交流会をおこないました。
山本季代子さんから、試作中の「黒豆あんパン」の試食も。

スクール事務局は、今後も、彼らのご活躍を応援してまいります!
現在、開業準備中の方が開業された際には、ラボからも随時情報発信をおこなっていきます。
今後の情報発信に、ぜひご注目ください。

PHOTO GALLERY

プラン発表の後、優秀者として選ばれた山本季代子さん。

山本季代子さんが6次化事業の一環として試作中の、「黒豆あんぱん」。美味しかったです。

10月にカフェをオープンされる予定の 焼き菓子工房KURURI原田久美子さんによる、パンランチ。(写真の他にも、ハムカツパン、黒豆シフォンケーキなど。)公庫の谷口さんからも、十分に商品価値がある!とのご評価。美味しいです。

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