篠山イノベーターズスクール4期生修了式の午後、1〜3期生を含めた卒業生有志による、「イノベーターズ・ピッチ」(地域資源を活かしたビジネスについて、新しいアイデアを提案する、プレゼンテーションの場)を開催しました。
発表者は、次の2名。
・林尚司さん(1期生,50代,流通業を開業)
・金川圭美さん(2期生,60代,福祉業・飲食業を開業)
会場は、4期生・中井基治さんが昔仕事場にしていた建物にて。
スクールOBOG幹事会による、「花見&BBQ大会」の直前に行いました。
修了した4期生をはじめ、OBOGが参加し、先輩の実践のお話を拝聴しました。
林さんは、篠山市でかつて市場として運営されていた「丹波篠山市場」の復興に携わり、篠山市の支援を受けながら、数人のメンバーを代表する形で、
「合同会社gino丹波」を立ち上げ、流通業に参入していました。
会社を早期退職して始めた起業の1年間。色々と大変な想いをされたとのことですが、
一人でできること、仲間がいてできること、自身の本当に目指したいことを合わせていくことの難しさが感じられるようなお話でした。
今後は、林さんが本望としていた、農業にいよいよ参入する準備を始められているとのことで、
海外渡航時に感銘を受けた、ハーブ栽培を基本にした生産を行いたいとのことでした。
是非頑張って欲しいとおもいます。
金川さんは、兵庫県高砂市で「まちの保健室カフェ」を、約1年前に空き家を改修してオープンされました。
これまでセラピストとして活動してこられた中で感じていた、「生きにくさ」を感じている人を救えるような、
ほっとする場所をつくりたい、との思いから、始められたとのことですが、
すこしずつ、地元の人も来てくれるようになり、ランチやワークショップなど、様々な企画でも
知人を介して遠方からもお客様が来てくださっているとのことです。
篠山の農家とも共同して田畑・山の散策を行う企画をおこなったりと、パワフルな金川さん。
これからも、素敵な場作りを続けていって欲しいとおもいます。
不定期で開催している「イノベーターズ・ピッチ」ですが、仲間の実践のお話を聞くのは、刺激にもなります。
地域の方にも聞いていただけるような形で、また開催できれば良いなと思います。