2019年6月22日(土)CBL「売れる加工食品の開発」の第2回目・第3回目の実習を開講しました。
場所は、丹波篠山市福住地区の、廃校となった旧福住小学校の調理室を改装した共同加工所、「福住daidocolab.(だいどこらぼ)」にて。
こちらは、地域の文化や暮らしの知恵を生かした商品づくり、コミュニティづくりを目指して、
地域の素材や知恵、人と、外部の人や新しい技術、など、様々にコラボレーションする商品開発に取り組んでいく加工所とのことです。
2019年7月より本格稼働予定とのことですが、スクールでは特別に、稼働前のスペースをお借りしました。
講師は、株式会社カンブライト 代表取締役の井上和馬(いのうえ かずま)氏。
前回の講義では、加工食品の基礎知識を始め、売れる加工食品に育てる開発の手法や、
商品コンセプトの作り方について学びました。
今回は、2つのグループに分かれて、話し合いながらターゲットや商品のコンセプトを設定、
「この素材使ってやってみたい」「こんな味付けはどうだろう」と思うものを持ちよって、試作をしました。
1チームにつき、5パターンの味を試作します。
それぞれ、具材と調味料を缶詰に詰め、蓋を閉めます。
蓋をした缶詰を、殺菌庫に入れている間、材料の量など、まとめの作業を。
さて、1時間弱で殺菌が完了し、いざ蓋を開けてみると・・・
「ささみ」を使った健康志向の缶詰を考えたチームは、こだわりのカレーペーストや、塩麹など、前日から準備をし、様々なパターンが出来上がっていました。
「篠山牛」を持ってきたチームは、そのままでは硬くて食べられないようなスジやネックなどが、なんとも見違えるように。
「黒豆納豆」の新しい可能性も・・・!?
「これは百貨店なんかに行けそうだね!」
「これは女性向きかもしれない」
「これにもう少しこの味を足したら、よくなりそう!」
など・・わいわいと「実験」することで、素材や食品の新しい可能性を見出した実習となりました。
次回はいよいよ最終回ですが、イケる!商品をしぼり、「エレベーターピッチ」で商品の魅力を伝える実習といなります。
各チームの発表そのものが楽しみですし、
今後みなさんが、今回の学びをどのように活かしていただけるのかも、とても楽しみです。
殺菌終了。どんな味、食感になっているか…!?
「う・・・!」・・・大丈夫か〜?!
試食しながらの品評会。