2011年12月10日(土)晴れ
いよいよ残り2回となった、実践農学入門。
次回は発表会なので、農家さんから指導を受けながら作業をするのは今回が最後です。
今回は学生たち総勢40名が、黒大豆の乾燥調製作業を行いました。
<グループ活動1 「黒豆の選別→販売までの過程を知る」>
すでに作業を終えて、学生にやってもらう仕事がない、という農家さんたちは、みたけ会館にて機械を使った黒豆選別の作業を指導してくださいました。
さやから取り出された豆を、ひたすら「シワ/皮やぶれ」と「きれい」に分ける作業。
機会では2~3人しか作業できないため、残りの学生で「黒豆でもうけるにはどうしたらいいか」を考え始めました。
そのなかででた意見のなかで、
・黒豆を使った化粧水
・黒豆ちくわ
・黒豆油
・黒豆塗料
などが、これまでに篠山で加工品として出されたことのないものだと思います。
大豆商品のなかには、上記のような食物以外のものも出まわっていますので、そういう加工もまた一つの形かもしれません。
午後からは、JAにお世話になり、黒豆が販売されるまでの過程を勉強しました。
<グループ活動② 各農家宅へ>
畑で乾燥中の黒豆の枝をひたすら運ぶ、という作業をしている班が多かったです。
なかには、トラクターを使って土を耕す作業を手伝わせてもらった班もありました。
車から降りて「さむー」と言いながら学生らに近づくり、「作業をおこなっていると寒くない」と学生が教えてくれました。
今回はお世話になっている農家さん宅を回りながら、様子を見させていただきましたが、農家さんの言われたことをてきぱきこなす様を見ると、1年間という短い間だったけども少しは成長したのではないかなと、思います。
「篠山に住みたい…」
帰り際にそうつぶやく学生もいて、やはり今年も実習後に篠山へ通う学生らが出てくるんだろうなと思いました。
これからも畑地区のみなさんと学生との付き合いが続いていくといいのにな、と改めて思う、実習でした。
(布施 未恵子)
写真:お土産に大根をいただきました。東雲高校の学生さんら(右)とも一緒に作業をおこなっています。