2012年5月24日(木)に、「地域多様性−なぜ農村は多様でないといけないのか−」というタイトルで、篠山フィールドステーションオープンセミナーを開催しました。講師は神戸夙川学院大学観光文化学部の河本大地講師。セミナーには36名の方にご参加頂き、盛況のうちに終えることが出来ました。
このセミナーは『Rural Leaning Network-農の学び場-』の初回も兼ねており、今回から新しい試みをいくつか取り入れての開催でした。新しい試みとは、セミナーの前に軽食の時間を設けたり、参加者の緊張をほぐし、自由に交流できる時間を設けたことです。
軽食は、セミナーのテーマである地域多様性に合わせ、「地域多様めし」というテーマで、篠山でとれる多様な食材を使用したメニューを『たんば食育支援隊“丹い穂”』 さんより提供して頂きました。
美味しい軽食に舌鼓を打ちながら、参加者同士が挨拶や名刺交換を行うなど、開始早々ネットワークがつくられ始めていました。
腹がふくれたところで、いよいよセミナーの始まりです。司会による講師紹介の後、前半と後半に分けて話題を提供していただきました。
前半の話題提供の後に、参加者のみなさんには「知ったこと/そこから学んだこと/疑問・質問・議論したいこと」をポストイットに書いてもらい、フロアのホワイトボードに貼って貰いました。
後半の話題提供の後は、ダイアログ「対話」の時間がとられました。
この時間には参加者は自由に会場を動き、ホワイトボードに張られた参加者の意見、質問を見ながら議論をしたり、会場の至る所で熱い意見交換がなされていました。
地域が多様である、ということはどういうことか。
そのまえに地域とは何か。
あたりまえのように使っているこの言葉の意味を改めて議論した夜でした。
これからも、地域多様性というテーマを基軸にして、農村で活躍する方々の取り組みを紹介し、より楽しい農村の維持・発展を目指す学びの場を仕掛けていきたいと思います。
【次回の案内】
2012年6月23日(土)17:00~
会費:1000円(予定)
会場:未定
ゲスト:牧大介さん(株式会社トビムシ)http://www.tobimushi.jp/
テーマ(仮):林業再生 - 地域のお金を回し,森を活かす方法とは -
藤原ひとみ