About

MISSION

農村の未来を創る

神戸大学・丹波篠山市農村イノベーションラボと丹波篠山フィールドステーションは、農村地域の課題解決と発展のため、現場発のイノベーション、地域に根ざした教育と研究、地域の人材育成に取り組む拠点です。神戸大学と丹波篠山市の地域連携協定のもと、神戸大学大学院農学研究科地域連携センターが中心となり進めています(実践的研究プロジェクト)。
丹波篠山には、戦後、神戸大学農学部の前身である兵庫農科大学が設立され、1966年の国立移管までの間、多くの学生や研究者が、学び、研究をおこなってきました。その後、当時を知る人々が次第に少なくなる中、改めてその関係性を再構築し、「地」と「知」の発展のため、連携して活動をおこなうこととしました。

「地」と「知」の拠点

2007年に、丹波篠山市と大学が地域連携協定を結び、丹波篠山フィールドステーションを開設し、大学生が丹波篠山で農家に学ぶ「食農コープ教育」に取り組むとともに、さまざまな共同研究、プロジェクトをすすめてきました。2014年からは、大学生が住み込み、地域プロジェクトに取り組む「半学半域」型の地域おこし協力隊制度を始めて導入して展開しています。また、丹波篠山で活動する学生団体のメンバーは計150人ほどとなっています。
そうした活動蓄積の上で2016年から始められたのが、神戸大学・丹波篠山市農村イノベーションラボを拠点とする取り組みです。丹波篠山市の地方創生戦略の一つの核として、若者らの地域に根ざしたビジネスづくり、地域でのチャレンジの支援、そして、新しい農村社会像を描くような、価値創造的で、実践的な研究を進めています。

青空の下に広がる田園風景

地域創造研究

農村地域の課題解決を目指し、新しい価値を生み出すような研究をおこないます。また、自主共同研究の実施、および研究者等が丹波篠山市で実施する調査研究の支援を通じて、現場とともに社会実験を進め、他地域へ展開可能な地域課題の解決および地域のより良い発展を目指します。

地域創造研究

地域人材育成

丹波篠山や農山村地域を舞台に活躍する学生や若手実践者など、地域発展と課題解決を目指したイノベーターたちの学びや挑戦、成長をサポートします。「食農コープ教育プログラム(大学生向け)」など、地域に根ざした実践的な学習プログラムを企画支援します。

地域人材育成

活動・情報支援

さまざまな立場の人々のネットワークづくりを支援し、地域情報の共有と想像を進めます。各種ワークショップやセミナーなどを開催するとともに、地域づくり活動、政策についてのアドバイスやサポートもおこないます。

活動・情報支援

MEMBER

駐在研究員・事務員

  • 安部 梨杏

    安部 梨杏

    駐在研究員/神戸大学大学院農学研究科 特命助教
    大分市出身。大学時代より地域の方々との交流を大切にしながら、まちづくり協議会(地域運営組織)、自治体や中間支援組織に関する実践活動や研究を行う。大分大学大学院修了後、神戸大学大学院農学研究科博士後期課程に進み、2023年度より丹波篠山フィールドステーションの駐在研究員として着任する。2024年3月、博士(農学)を取得。2024年4月より現職。
    地域運営組織(まちづくり協議会)に関する支援・研究をはじめ、大学生や研究者が丹波篠山市で活動するためのコーディネートの役割を果たしていきたい。

  • 三原 香奈子

    コーディネーター(神戸大学 教育研究補佐員)

連携推進教員

  • 連携推進プログラム統括:中塚雅也(農学研究科,地域連携センター長)
  • 松本充弘(人文学研究科)
  • 清野未恵子(人間発達環境学研究科)
  • 奥村 弘(神戸大学理事、連携推進本部長)
  • 山地久美子(連携推進本部)

丹波篠山市担当者

  • 中森恵佑(企画総務部 創造都市課)